*この記事は2021年ごろにFANBOXで公開していたものを加筆・修正した記事です。
現在の情報とは変わっている可能性もありますのでご注意ください。
2021年の9月頃のお話。
コロナ禍、されど旅に出たい。
緊急事態宣言下ではありましたが、この機を逃すとしばらく大きな連休が取れない……という旦那氏の希望もあり、県境を超えない範囲でお宿を探しました。
観光よりも、お食事やお部屋、お風呂の雰囲気重視です。出歩くのもちょっと憚られるし。
今回泊まったのは、おきなとおうなの住むところ 御宿 竹取物語
。お部屋は全部で7室、離れを除いて中学生以上2名までという静かなお宿です。ご飯だけでなくお酒も美味しいとのことで、さめちゃんとってもわくわく。
県境を超えない、とはいえかなり山奥の旅館なので、電車を乗り継ぎ乗り継ぎ数時間。交通系ICが使えないローカル線できっぷを買っていたら電車においていかれ、次の電車は30分後。旅って感じだ。
さめちゃんはかなりのド田舎出身なので、ちょっと懐かしさを覚えるのでした。
いつの頃からか、ちょっと田舎の方の駅ってなぜか美少女キャラが居るよね。
そして無事乗車、流れる景色は田んぼと一軒家と山々と……車両内には虫のお客さんもちらほら。やめてくれ。
ちなみに僕は道中ずっとサムナンプレやってました。
最寄り駅についたらお宿に電話してお迎え……というのが本来の流れなのですが、大変良いお天気。グーグルマップ曰く徒歩20分程度。
変にテンションの上がった僕たちは、徒歩でお宿まで向かうことにしました。
山の中の道路は結構歩道が狭かったり、広めの路側帯しかなかったり……と都会に住んでるとちょっと珍し目かなという体験ができました。田舎あるあるだなぁ……
お宿について、ひとまずまったり。
暑さのピークを超えたとはいえ、まだまだ熱中症には気をつけたい季節のこと。歩いてたどり着くと、お宿の皆さんに驚かれつつも暖かく迎えていただきました。
夏の終りってじっとしてると涼しいのに歩くと結構あついよね。ということで旅館到着時には結構な汗をかいてしまった僕たちを待ち受けていたのは、程よく冷えたお部屋と冷たいお茶。
お宿の名の通り、竹取物語をイメージした装飾に茶香炉の香りがふんわりと漂うお部屋で、用意されたお茶菓子とよく冷えたお茶をちびちびやりつつクールダウン。


全力でまったりしてやる、という心構えができた瞬間でした。旅行って感じだ。
さて、ひとまず落ち着いたところでお風呂タイムです。歩いて汗かいたしね。
貸切風呂から一つを選んで、久しぶりの温泉へ。
備え付けられていたシャンプーやピーリングジェルにもキャッキャしてしまいました。世間知らずなのは、この世のすべてを楽しむ余地があるってことでもあるんだ。
体をきれいにしたあとは、ついに湯船へ!5億年ぶりくらいだな湯船浸かるの。
めちゃくちゃ熱かったです。さめちゃんは熱めの湯船が好きだったはずなのですが、久々すぎておふろ耐性を失ってしまったらしく、秒でのぼせそうになりました。
結果、おふろの縁に腰掛けて足湯状態。それでも結構温かかったです。
季節柄、露天の方はまだ虫さんがいらっしゃるとのことで僕はパス。
お風呂上がりはお宿到着時に選んだ浴衣に着替えてまったり。
ちなみに脱衣所のアメニティもかなりの充実具合でした。男性化粧品の瓶が4つくらいあった、というと結構ちゃんとしてるのが伝わるのではないでしょうか。
そこから夕飯まで少し時間があったので、ラウンジに設置されたフリードリンクをいただくことに。

ビールが4種類くらいあったので、とりあえず1杯部屋に持ち帰り、これまたお部屋に用意されていたおつまみとともにちびちび。ゆずエール系だったのですが、「ビールはもうちょっと辛いほうが好きかも」と気づきました。おっさん舌め。
フルーティで飲みやすかったので、普段ビール飲まない方でも飲みやすいかもなお味でした。
お待ちかねの、晩ごはん。
お宿到着後のお風呂&お部屋でごろごろを楽しんだあとはお待ちかねの晩ごはんです。
我々の旅は「外歩き回れないし美味しいもの食べられる宿を探そう!」だったので、ここがメインコンテンツになります。
食前酒に始まり、季節の食材を使った創作会席が盛りだくさんでした。

お食事処のテーブルに用意されていた前菜たち。
栗の渋皮煮、ニジマスの燻製、ローストビーフ、クリームチーズ、生ハム……と、食前酒の梅酒にもよくあうこやつらはすべて自家製とのこと。
魚やお肉を食べたあとにクリームチーズを口に入れるととても楽しい気持ちになれるのでおすすめ。色んな味を楽しめるっていいわね……
梅酒もとても飲みやすく、ジュースか……?って感じのスッキリした甘さでした。
写真だと見えづらいのですが、細かい金箔の入ったグラスがとても綺麗。
奥に見えている(見えてない)のはくるみ豆腐。もちふる食感のお豆腐に、甘いタレがうまし。
続いて運ばれてきたのはキノコの土瓶蒸し。

土瓶蒸しのお作法を知らなかったのでフリースタイルないただき方になってしまいましたが、茸の香りが染み出したお出汁がとても美味。
このタイミングで運ばれてきた長期熟成の米焼酎「森の古々酒」と共にいただきました。
このお酒がまた美味い。焼酎の舌に刺さる感じの辛さをあまり感じず、甘みもしっかりあるような。
一緒に行った旦那氏は「甘くない……」と宣っておりました。そりゃ焼酎だもん。
ところでこの焼酎、長期熟成とあってアルコール度数は37度と高め。
水割りでいただいたのですが、かなり気持ちよくなってしまい、以降の写真がすべてブレたり見切れたりしています。不安定のさめめクオリティ。

こちらはちょうど旬を迎えていた鮎の塩焼き(駄々こねスタイル)
どうあがいてもお腹を見せてくる。
身は美味しくいただき、鮎特有の内臓の苦いところもちょこちょこつついていました。酒が進むんじゃー
内臓は……食べてええんか……?というこれもまた無知ゆえの怯えからちょっと食べきれなかったのが残念。

これは蕎麦がき
蕎麦がきというものを初めて食べたのですが、何だこれうまいな……そのへんで安く売ってないかな……という感情。好きな食べ物スタメン入り。おめでとう。
蕎麦の香りがするもちもちした揚げ物を天つゆのようなものにつけて食べる、コレがまた美味いんだ……
ちなみにこのへんから本格的に意識が朦朧としています。
先んじて運ばれてきた香の物をつつきながらふわふわ楽しい気持ちに。
お酒もまわり満腹も近づいた頃に運ばれてきたのは、みんな大好き角煮。

柔らかくて味も濃すぎず薄すぎず。上に乗ってるのはマッシュポテトかな?
おなかすいてるときに食べたいねぇ、という本音がこぼれた一品。

こちらは蓮根と厚揚げの煮物。あんに入っているつぶつぶは蕎麦の実です。
このあんがとても美味しくて僕はとても幸せでした。蕎麦の実も柔らかくてぷちぷに食感。
ちなみに蓮根は食べられない(苦手)ので旦那氏にプレゼントしました。
このあたりでお宿のご主人が「栗ご飯は包んでお渡しすることもできますが、どうしますか?」と聴いてくださいました。
泥酔ぼく「だいじょうぶです。たべます。」
旦那氏(マジか・・・)
そうしてほぼ満腹状態の僕たちの前にやってきたのは栗ご飯と卵とじのお吸い物。

だって栗ご飯好きなんだもん。
おいしかった。おなかすいてるときに食べたかった。おいしいねぇ。
最後はデザート。
甘いものは別腹なのです!

かぼちゃのケーキは甘すぎずうまし。
ちょうど季節だったぶどうもさわやか。
パンナコッタは、本来ならキウイシャーベットだったのですがアレルギー対応で置き換えていただきました。こちらもとても美味。
途中から泥酔状態で「おいしかった」以外の記憶がないのが悔やまれます。
そんな満腹&酔っぱらい&満足な状態でお部屋に戻ると、お布団の準備が完了していたので遠慮なく飛び込みました。
あまり強くない生ワインを選びそこまで酔っていなかった旦那氏が「さっきとは別の温泉入ってくる」というのを見送り、気絶。
その後旦那氏が戻ってきた音で目を覚ますと、推しの配信が始まる時間……!
Wi-Fi完備で良かった。
もう一つの目的
実はこの旅の目的は、美味しいご飯のほかにもう一つ。
それは「旦那氏のアバターデザインを作ろう!」というものでした。
僕たちはiPadを取り出すと、思い思いにとある動物を描いていきます。
あーでもない、こーでもないと言い合いながら夜中の1時頃に無事デザインの原案が完成!
配信をする予定は今のところ無いらしいですが、やるとしたら僕からもなにか案内があるんじゃないかしら。このときのデザインで旦那氏も元気に活動しています。このあとlive2dで動くように(勝手に)作って渡したからね。
ともあれ、キャラクターデザインを作るのは楽しいけどむずかしいねぇ、という面白い時間を過ごせました。PCもゲームも無い環境、たまにはいいよね。
それからはお腹がいっぱい過ぎて眠れぬ夜を過ごしつつもいつの間にか意識は飛び、翌朝。
朝は、眠い。
朝ごはんもとっても豪華。

量もたっぷりで満足。
朝ごはんが終わればチェックアウトの時間も近づいています。
荷物の整理と忘れ物のチェックを済ませたあと、売店へ。

晩ごはん前につついたおつまみの中の一品をとても気に入ったので自宅用に購入しました。
まだ暑い季節、帰りは駅まで旅館の車で送っていただきました。
駅ではちょうど合宿か何かの帰りと思しき大学生の群れが。うるせぇ。
山奥で30分に一本の電車を待つ間、眠い頭と少し暑いお天気、眼前に広がる山に田んぼに細い道路にトラック……THE・田舎の風景を楽しみつつ、足元のでっかいアリを観察。たのしい。ぼくこういうのすき。
2両編成のうち、大学生たちとは別の車両に乗れたので安心しつつ、電車に先に乗車していた小さい蛾があっちに揺られこっちに揺られを繰り返すのを眺めながら帰路につきましたとさ。
お宿って、いいものですね。
さて、この旅行から帰ってしばらくの間なんかめちゃくちゃ体調が良かったです。
普段の食事が栄養不足だったのかもしれないと思い、少し野菜を食べるようになりました。
そしてもう一つ。
やっぱり畳の上に直接お布団より、マットレス敷いたほうがいいんだなというのを観察していました。
本格的に寒くなり、布団も煎餅になってきて全身が悲鳴を上げ始めたので自宅にもマットレスを導入。
多少沈み込み過ぎな気はするけど、寝るとき痛くはなくなりました。
たまには普段と違う行動や生活をするというのは、普段の生活に還元できる物があるという意味でもとても大切だなとおもうのでした。
おしまい。
*この記事は2021年ごろにFANBOXで公開していたものを加筆・修正した記事です。
現在の情報とは変わっている可能性もありますのでご注意ください。



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